ワレたスネアの音がいいんだと思う。
というのはガレージサウンドのことで、つい去年までガレージってなんぞや?とハナをタラシていた僕もようやくガレージがわかるようになってきたわけです。
今日はタワレコでCHROMEのアンソロジー盤を買ったのでした。NICOの『CHELSEA GIRL』とJOE MEEKの企画盤で迷い、後者も購入。で、今はCHROMEを聴いているわけです。
別にこれ、純粋なガレージじゃないんですが、その、ワレたスネアの音が「ガレージ!」と叫んで聴こえるわけです。
雑誌でこれについての解説が書いてあって、読んでみると「頭に虫がわいた人にとってのカッコいいロック」。まぁ納得できなかない。要れなくていい音ばかりが目立つ。
若さはそれを自覚した瞬間に失われるものだ。と、どこかの誰かが言ったか書いたかしたらしいけど、それはまったくその通りで、ガキは自分をガキだなんて思わないし、逆にジジイは若さに郷愁なんか覚えて堂々と「俺も若くない」なんて言っちゃうものです。
「若さ」とか「老い」とか、そんなことはどうだっていいし、くだらない。ほんとうにくだらない。そんなの「何歳でヤった?」って話と何にも変わんない。高尚ヅラしてる分、それよりダサい。失ったものなんかくだらないものに決まってる。現に今手にしてるものだってくだらないんだから。
僕はそういったものを本当に嫌悪する。憎悪の対象にならない過去なんて、ないも同じだ。くだらない、ほんとうにくだらない。